光触媒業界News(7件)

光触媒ニュース

2021.10.29

1:日本製鉄 抗ウイルス鋼板で新型コロナウイルスに対する不活化効果を確認

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、酸化チタンを用いた可視光応答型光触媒機能鋼板を開発し、商品化(*1)を進めています。

*1:2021年7月29日付 News Release「光触媒機能鋼板(抗ウイルス鋼板)の開発について」
https://www.nipponsteel.com/news/20210729_100.html

世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症に対する社会不安を少しでも和らげ、安全と安心をお届けできる商品をご提供することが社会基盤を担う日本製鉄の使命と考え、この度、外部試験機関による抗ウイルス性能試験を実施し、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化に対しても有効であることを確認いたしました。

抗ウイルス性能試験には、高意匠性鋼板(ヘアライン調電気めっき鋼板)「FeLuceⓇ(フェルーチェ)」に光触媒機能を付与した抗ウイルス鋼板を用いて、JIS R 1756(可視光応答型光触媒材料の抗ウイルス性試験方法)を準用した性能試験を行い、照度500lx(ルクス)、照射時間4時間で鋼板に付着したウイルスが99.8%(*2)以上不活化することが示されました。さらに暗所でも99.3%(*2)以上不活化する結果が得られ、ハイブリット機能を有する抗ウイルス鋼板として、新型コロナウイルスに対して高い抗ウイルス性能を発揮することが確認されました(図1)。


図1:FeLuceⓇ(SILVER)を用いた光触媒機能鋼板の抗ウイルス性能

【試験条件】
・ウイルス種:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
・試験方法:JIS R 1756を準用
・試験片寸法:50mm×50mm
・試験数:n=3
・照度:暗所、500lx
・照射時間:4h

*2:当データはJIS R 1756を準用した試験結果であり、実環境での感染予防を保証するものではありません。実際の効果は、使用条件や使用方法により異なります。なお、光触媒工業会では抗ウイルス性能の目安としてウイルスの減少率が99%以上で抗ウイルス性の効果ありとされています。

*3:plaque forming unit、ウイルス感染価の指標

今回、日本製鉄が開発した光触媒機能鋼板は、新型コロナウイルス対策としても一定の効果を発揮できる商品であることが検証できました。不特定多数の人が手に触れる製品あるいは飛沫が飛散する環境においては、感染対策ニーズ・衛生意識が高まっていると認識しており、オフィス、病院、学校、介護福祉施設の内装、公共トイレ、エレベーター内、間仕切りや宅配ボックス・書架など、さまざまな環境・製品に対して、さらなる安全安心をご提供できる素材です。
また、FeLuceⓇ(SILVER)以外の表面処理鋼板に対しても光触媒機能付与について開発を進めており、今年度中に光触媒機能鋼板群の商品化を目指します。

日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「すべての人に健康と福祉を」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。
以 上

お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2146、2135、2977、3419

引用:Digital PR Platform


2:日本製鉄 光触媒機能鋼板 コロナ不活性効果 酸化チタンで確認

日本製鉄は27日、開発を進めている酸化チタンを使った可視光応答型の光触媒機能鋼板について、新型コロナウイルス(SARS―CoV―2)の不活化に役立つことが確認できたと発表した。インフルエンザウイルスの代用として使われるバクテリオファージQβを使ったJIS試験ですでにインフルエンザへの有効性を確認していたが、今回、新たな効果確認が加わった格好。

引用:WEB産業新聞


3:三企、荒川区全44校で実施された次世代型光触媒によるコロナ対策の事例を公開


三企は26日、荒川区内の全44校の小中学校・幼稚園に、同社の次世代型光触媒コロッシュコートを画期的なセルフ施工方式で納品したことを明らかにした。

同社では、次世代型光触媒コロッシュコート販売メーカーのA.Cast.Partner’sと協業で、学校現場での感染症対策として光触媒事業を開始。「荒川区学び舎抗菌プロジェクト」を立ち上げ、荒川区が入札案件として各学校への光触媒施工実施を立案し、入札の結果、同社による次世代型光触媒コロッシュコートの納品が決定した。

今回は光触媒の材料のみを提供し、施工は各校に行ってもらうセルフ施工方式を採用することで、全校での同時的な施工を実現するとともにコストも大幅に削減した。そのために対象地域の学校の体育館で用務員対象の講習会を実施。講習会では、材料の成分知識から実技実習、筆記テストまで行い、受講後には、受講者のみが参加できるチャットルームを設け、質疑やアフターフォローを提供した。合わせて、本当にこれで安全なのか、学校はどのような対策を実施しているのか、同プロジェクトに関し保護者や近隣住民などに向けて報告を行った。

引用:ICT教育ニュース


4:画期的なセルフ施工でコストと納期を大幅に短縮!
荒川区全44校で実施された次世代型光触媒コロッシュコートによるコロナ対策とは?

市区町村で取り組む抗菌・抗ウイルス対策〜荒川区学び舎抗菌プロジェクト〜

株式会社三企(東京都荒川区)ではこの度、荒川区の全44校の小中学校・幼稚園に次世代型光触媒コロッシュコートを画期的なセルフ施工方式にて納品いたしました。

【 他とは全く違う、荒川区における小学校・幼稚園のコロナ禍対策 】

私たちの生活に大きな不安と影響を及ぼした新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大。

医療機関の崩壊、緊急事態宣言の直撃を受けた飲食店や小売業などはもちろんですが、教育現場でもその影響は非常に大きなものがありました。

マスクを付けて実施する体育や音楽の授業など、感染対策に追われる教員の皆さん。楽しいはずのプールの授業が週に一度になってしまったり、お友だちとの会話を控えて黙食での給食時間を過ごす児童たち。

本来明るくのびのびと過ごして欲しい学校で緊張と我慢を強いられる地域の皆さんに安心と笑顔を取り戻す、をミッションに、このたび株式会社三企では自社の所在地でもある東京都荒川区の学校・幼稚園44校に次世代型光触媒コロッシュコートを納品致しました。

コロナ禍で迅速かつ同時進行で全校へスムーズな光触媒施工を実施するため、私たちは今回荒川区に於いて画期的な施工方法を実現しました。本プレスリリースでその詳細をお伝えします。

【 導入までの流れ 】


元々空調機器などの総合設備業を生業とする私たち株式会社三企は、2020年の感染拡大を受けて「空調屋さんが考えた空気感染・飛沫感染防止アイテム」として自社商品「クラウドスクリーン」を開発し、荒川区立尾久小学校へ寄付するなど、荒川区の学校でのクラスター発生を防ぐべく自社にできる努力を続けて参りました。

もっと学校の抗菌・抗ウイルス対策に協力したい。
この思いに共感してくださった次世代型光触媒コロッシュコート販売メーカーであるA.Cast.Partner’s株式会社 ( https://www.acast.co.jp/ )との協業で、学校現場での感染症対策として、光触媒事業をスタート。

・クラウドスクリーン詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000060328.html
・光触媒事業に関するご案内
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000060328.html

しかし、教育現場でのウイルス対策には以下のような課題が立ちはだかっている状況でした。

① 逼迫する感染状況で、迅速な導入が求められる
② 時間差・不平等を回避するため限りなく同時に近い各校への導入が求められる
③ 児童と保護者、地域住民に確かな安心を感じて対策への理解を得る必要がある

ただ学校に光触媒を納品、施工していくのではなく、地域全体で児童の未来を真剣に考え、ウイルス対策を実行したい。私たちが住んでいる街で、子どもに「大人たちはこの状況でどう行動するのか」その姿勢を示して、地域全体で表現したい。学校を元通り安心して友だちと遊んで学べる場に戻したい。

そんな思いで、「荒川区学び舎抗菌プロジェクト」を立ち上げ、荒川区が入札案件として各学校への光触媒施工実施を立案、公平な入札の結果、当社による次世代型光触媒コロッシュコートの納品が決定致しました。

【 荒川区学び舎抗菌プロジェクト、3つの独自ポイント 】


荒川区の学校全体への光触媒施工を行うにあたり、施工業者が一校ずつ施工を実施していたのでは前述の課題が解決せず、コロナ禍で即効性に欠けます。大量の人員を動員して一気に同時施工はコスト負担も大きい。

そこで、私たちは販売メーカーであるA.Cast.Partner’s株式会社、製造メーカーである日本ナノテック株式会社のご協力のもと、荒川区役所とも協議を重ね、今回以下のような導入を実施しました。

① 即効・低コストのセルフ施工


従来の光触媒施工では、受託業者がすべての施工を行っていました。
しかし、今回私たちは光触媒の材料のみを提供、施工は各校の用務員様に行っていただくセルフ施工方式を採りました。

これによって全校で同時多発的な施工を実現、施工コストも大幅に削減されました。
光触媒の膜は目に見えないため、施工における不正がネガティブな話題になりやすい製品でした。副次的な効果として、新品の材料のみを提供して施工を学校側に一任する本方式により、この懸念を払拭することも可能になっています。

② 事前講習会の実施


もちろんセルフ施工と云っても、突然材料を渡されただけでは用務員の皆さんの戸惑いも大きい。
そこで、対象地域の学校で、体育館をお借りして用務員様対象の講習会を実施しました。

実は光触媒施工は、しっかりと講習を受ければ誰でも施工可能です。
講習会では、材料の成分知識から、実技実習、筆記テストまで実施。受講後には、販売メーカーによる講習を受講した方のみが参加できるチャットルームを設け、質疑やアフターフォローまでしっかりと実施致しました。

自分たちの手で児童の安全を守る。最初は戸惑いもあった用務員の皆さんの表情の変化、積極的な姿勢を見ることが出来たのは、まさに地域一丸、学校と業者が一体となった「荒川区学び舎抗菌プロジェクト」の醍醐味であり、私たちも胸が熱くなる想いで講習会に臨みました。

用務員さんから寄せられた「普段から子どもたちの行動を見ているので、良く手を触れる箇所もわかる」という声は、私たちも予想していなかった、セルフ施工による大きなメリットを感じさせてくれるものであり、このプロジェクトが必ず成功するという勇気と確信を得ることができました。

③ 保護者・地域住民の皆様へ確かな安心を発信


前述の通り、光触媒は目に見えないものです。
せっかく学校へ確かな抗菌・抗ウイルス対策を持ち込んでも、翌朝学校で見る風景は前日と何も変わりません。

本当に安全なのか、学校はどのような対策を実施しているのか。
そんな不安を抱えて学校に大切なお子さんを預けてくださっている保護者の皆さん、そして近隣の皆さん、そして地域の取り組みを注視されている住民の皆さんに向けて、本プロジェクトの実施をしっかりと報告して、安心感を得て欲しい。自分たちが住まう地域に誇りを感じて欲しい。

私たちは次世代型光触媒コロッシュコートの施工実施後、自費でプレスリリースを実施して自社というよりは地域の取り組みをしっかりとお伝えすることまでセットで「光触媒施工」と呼ぶことに致しました。
今後も施工を実施するたびに、地域の安全を私たちが情報発信して参ります。

【 低コストで学校の安心を生むこの方式を全国へ拡げたい 】


私たちは偶々荒川区でこの取組みを実現しましたが、学校に関わる当事者が自分たちの手で施工することで、①低コスト、②スピード感、③安心安全の取り組み発信が実現できるのは、全国どこのエリアでも同じです。

地域の課題を理解して、それに対応する仕組みを構築、結果として地域に貢献することが、地域密着型の町の空調屋さんである私たち株式会社三企の務めであると考えております。

私たちの情報発信が契機となって、2021年10月5日(火)の読売新聞でも「校舎 対コロナ施工進む」「荒川区小中や幼稚園」「光触媒 職員 技術学び対応」として、本プロジェクトをご紹介いただきました。
ご同業の方でも結構です。ぜひ本方式の拡大に向けて、見学やお問い合わせをお気軽に頂戴できれば幸いです。私たちには、地域に安心をお届けするノウハウがあります。

ご覧いただきありがとうございました。

【 さいごに 】


今回のプロジェクトは、荒川区役所の皆様が入札案件として立案しなければ、実現できませんでした。地域全体で児童の未来を守れたことを、町の空調屋さんとして、心から感謝しております。また、荒川区のみならず、他地域でもこのような動きがさらに拡大していくことを祈っております。

施工にあたってくださった各校の用務員様、初めての試みに熱い想いで応えてくださった協力業者の皆さまに心より感謝申し上げます。

【 株式会社三企について 】
私たちは創業52年を迎える、設備工事事業をメインとした総合エンジニアリング会社です。
飛沫感染防止商品「クラウドスクリーン」、次世代型光触媒「コロッシュコート」の販売・施工を行っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

株式会社 三企
担当:折笠 (オリカサ)
〒116-0001
東京都荒川区町屋7-21-5
tel: 03-3895-5555
fax: 03-3895-9733
http://sanki-air.co.jp/
info@sanki-air.co.jp

引用:PR TIMES


5:アデランスグループ「アデランスバイオ社」が製造開発した光触媒溶剤が新型コロナウィルス99.700%不活化効果を確認

毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、自社で製造する光触媒溶剤の新型コロナウィルスに対する不活化効果を実証するため、公立大学法人奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座にて試験を実施しました。光触媒溶剤を塗布したガラス板に、可視光を2 時間照射後で91.818%、6 時間で99.700%不活化することが確認できました(2021年9月)。当該溶剤は、今後アデランスバイオ社において商品化を進めてまいります。

当社では、新型コロナウィルスの流行により、衛生管理への意識が高まる中、昨年9月に、抗菌・抗ウィルス・消臭などの効果が期待される光触媒技術を用いた環境衛生事業を立ち上げ、光触媒ブランドの展開を開始しました。さらに今年3月には、光触媒技術を中心としたカーボンニュートラルに寄与する技術及び抗菌・抗ウィルスに関する技術研究、商品開発・製造等の環境衛生事業を手掛ける株式会社アデランスバイオ(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役社長 千藤 伸一)を設立し、7月には佐賀市内に工場を竣工、8月より本格稼働を開始しています。光触媒をはじめとする衛生商品の開発製造から販売までを一貫して手掛けることで、アデランスグループ全体における環境・衛生分野の強化・推進を図ります。

工場の本格稼働に先立ち、新型コロナウィルスの不活化効果を実証するため、当社で製造した光触媒溶剤を用いて、公立大学法人奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座にて試験を実施しました。その結果、光触媒溶剤による、新型コロナウィルスの不活化を確認しました。今回の試験で新型コロナウィルスに対する不活化効果が実証された光触媒溶剤は、今後、アデランスバイオにおいて商品化を進めてまいります

■光触媒による新型コロナウィルスに対する不活化効果の試験結果について
1. 研究目的
光触媒が持つ抗菌・抗ウィルス効果によって、新型コロナウィルスの不活化効果があるか明らかにすること。

2. 試験品
光触媒加工したガラス板(AD-SⅡ)(50 mm x 50 mm)

3. 試験ウィルス
新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)

4. 試験内容
• 試験は次の通り、可視光条件で実施した。
• 試験品に新型コロナウィルスを接種し、⼀定時間次の表1の条件にて静置した。
• 可視光条件は、白色蛍光灯にて可視光照射(1000 lux)とした。
• 作用時間後、PBS液によってウィルスを回収した。
• 回収液を用いてVero E6細胞に感染させ、ウィルス感染価(PFU/sample)をプラーク法にて測定した。
• 3日培養後に細胞を観察し、ウィルス感染価ならびにウィルスの不活化効果を算出した。

表1.試験品に対する作用時間

*:試験品は、試験直前まで殺菌灯に24時間照射してから使用した。
#:1000 luxは、UVカットフィルター N169(380 nm以下の波長をカット)を使用した。
〇:測定9ポイント×実施2回
◎:測定8ポイント×実施2回

5. 結果
試験結果を表2〜3に示した。AD-SⅡで光触媒加工したガラス板に感染価1.28 x 105 PFU/sampleの新型コロナウィルスを接種すると時間経過と共に感染価は減少し、可視光照射(1000 lux)6時間後では1.50 x 101 PFU/sample(減少率99.700%)の感染価であった。

表2.可視光条件下(1000 lux)におけるウィルス感染価の推移(PFU/sample)

表3.可視光条件下(1000 lux)におけるウィルスの不活化効果

写真①:コントロール。新型コロナウィルスが細胞に感染し、破壊した箇所が白く見える。(ウィルスが不活化していない)
写真②:光触媒加工ガラス板。新型コロナウィルスによる細胞の破壊は減少している。(ウィルスが不活化している)

6. まとめ
本試験で使⽤した光触媒加工ガラス板は、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)を不活化することが判明した。本試験を用いることにより、物質の表面についた新型コロナウィルスによる接触感染防止に有効である可能性が考えられた。なお、浮遊するウィルスへの効果、人体への影響については検証を行っていない。

■光触媒とは
酸化チタンが持つ光触媒反応を応用した技術で「それ自身は変化せず、光を受けることで反応を促進するもの」と定義づけられ、光触媒を吹き付けた箇所に太陽光や室内灯などの光が当たることによって、その表面で化学反応を起こし、有機物などを分解する特徴があるとされています。室内壁面などに光触媒コーティングを施すことで、光触媒自体に付着する菌やウィルスの増殖を抑制、悪臭を緩和します。
また、太陽光や室内照明などから出る光エネルギーのみで作用が起こるため、枯渇性エネルギーを使用することなく衛生環境の維持ができるサステイナブルな技術としても注目が高まっています。


※すべての菌・ウィルスに効果があるわけではありません。

<この件のお問い合わせ先>
アデランス ホームページ https://www.aderans.co.jp
アデランス CSRホームページ https://www.aderans.co.jp/corporate/csr/

※掲載内容は発表日現在のものです。その後に内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

引用:アデランスの最新情報>ニュース一覧


6:光触媒技術を中心とした環境事業及び衛生事業を手掛ける法人を佐賀県に設立
『株式会社アデランスバイオ』
~7月に佐賀工場を竣工、10月下旬より商品発売~

毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、地球環境に貢献すべく、光触媒技術を中心としたカーボンニュートラルに寄与する技術及び抗菌・抗ウィルスに関する技術研究、商品開発・製造等の環境衛生事業を手掛ける株式会社アデランスバイオ(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役社長 千藤 伸一)を、2021年3月16日(火)に設立いたしました。7月には佐賀市内に工場を竣工し、10月下旬より光触媒溶剤やオリジナル商品の販売を開始します。

当社では、創業50周年を迎えた2018年以降、事業領域を毛髪に留まらず、美容・健康に関する分野まで拡大しています。新型コロナウィルスの流行により、衛生管理への意識が高まる中、昨年9月には、抗菌・抗ウィルス・消臭などの効果が期待される光触媒技術を用いた衛生事業を立ち上げ、光触媒ブランドの展開を開始しています。

今回、環境や衛生分野に関する研究開発をはじめ、国内外に向けた商品企画、製造販売の更なる強化を目的に、アデランスバイオを佐賀県内に設立しました。佐賀県は光触媒コーティング剤に関する県有特許を取得しており、自治体を挙げて知的財産を活用した地域振興に取り組むなど、当該事業を展開する上で様々な土壌が整備されています。光触媒に関連する多くの企業も集積していることから、立地的な利点を生かした取り組みを進めて参ります。アデランスバイオでは、光触媒溶剤や当社オリジナル商品の販売を行いますが、今後、アデランスグループのネットワークを活用しながら、様々なパートナー企業と協力した製品の開発等も行っていきます。

アデランスバイオ 本社兼工場外観
■株式会社アデランスバイオ 概要
社     名:株式会社アデランスバイオ
英  社  名:Aderans BIO Company Limited
設  立  日:2021年3月16日
代  表  者:代表取締役社長 千藤 伸一
所  在  地:佐賀県佐賀市卸本町7番40号
主 な 業 務:・抗菌、抗ウィルスに関する研究及び周辺デバイス開発、製造、販売並びに輸出入
・バイオサイエンス関連機器及び付属消耗品の開発、製造、販売並びに輸出入
・医薬部外品、化粧品、ヘアケア品及び育毛剤等の開発、製造、販売並びに輸出入
・外部からの受託製造(OEM)
・環境衛生に関する研究

ホームページ:https://www.aderans-bio.com/

■アデランスグループのSDGsに関連した取り組みについて
当社はかねてより、「自社の強みを社会で活かす」を根幹に、「事業と一体化した価値共創型CSR」を推進しており、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた様々な取り組みを行っています。


➢ 持続可能な社会を目指し、TBM社との協働
環境に配慮した新素材「LIMEX」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 山﨑 敦義)と、理美容業界を中心とした環境保全活動促進のために、持続可能な社会に向けた協働を始めています。新素材「LIMEX」を使用した『RiBiJoマスクケース』の発売のほか、マスク不足で悩むアフリカなどの開発途上国に「Bio Face」マスクを寄贈するソーシャル・プロジェクト「Bridge.」にも協賛しています。


➢ Spiber社と進める枯渇資源に依存しない新毛髪素材への取り組み
構造タンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」の産業化に取り組むSpiber株式会社(本社:山形県鶴岡市、取締役兼代表執行役:関山 和秀)と、構造タンパク質を活用した枯渇資源に依存しない新毛髪素材の共同研究開発を行っています。
Spiberでは、独自の技術を用いて毛髪としての特性を満たすタンパク質を遺伝子レベルで設計し、微生物を用いた発酵プロセスにより原料となる構造タンパク質「Brewed Protein™」を取得します。さらに、当該構造タンパク質を毛髪素材に最適な形状や物性となるように加工するための新たな繊維化技術の開発を行います。アデランスでは、これまでの毛髪開発の知見を基に、得られた構造タンパク質繊維に対して毛髪のような風合いや特徴を付与するための加工や染色、カール付けなどを行い、製品化を進めます。

<この件のお問い合わせ先>
アデランス ホームページ https://www.aderans.co.jp
アデランス CSRホームページ https://www.aderans.co.jp/corporate/csr/
※掲載内容は発表日現在のものです。その後に内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

引用:アデランスの最新情報>ニュース一覧


7:「呼吸する外壁」を開発、建築物の空気浄化率が10~30%に―中国


陝西科技大学先端科学・技術移転研究院の許並社教授が率いる環境機能ナノ材料研究グループが4年前に、生物模倣合成技術を駆使して作り出した無味、透明の液体を建築物の外壁に吹き付けると、大気中の揮発性有機物やアンモニア、オゾンを継続的、かつ効果的に分解し、窒素酸化物や硫黄酸化物を酸化させ、固定し、PM2.5の二次生成を抑制することができる。科技日報が伝えた。
山西省や陝西省、山東省、河北省、新疆ウイグル自治区などの20以上の県・市・区の建築物の外壁合わせて700平方メートル以上に吹き付けた結果、この全周波数光触媒と低温熱触媒が共に作用する多元金属/金属酸化物ナノ結晶複合ハイドロゾルは、大気汚染物質などが特定の排気筒を通らずに排出される「無組織排出」の大気汚染物質の末端処理という世界的な難題を解決した。これを活用することで、地域の大気質の総合指数改善率が10~30%に達することを可能にしている。現在、関連の契約額はすでに2億元(約36億円)に達しているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

引用:exciteニュース

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