光触媒業界News(5件)

光触媒ニュース

2022.06.10

1:光触媒材料の抗ウイルス性試験のJNLA登録事業者が初めて誕生

NITEがJIS R 1756に基づく抗ウイルス性試験のJNLA試験事業者を初めて登録


抗ウイルス試験TOTO_20220523_試験風景

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))[理事長:長谷川 史彦]は、2022年 5 月 13 日、TOTO株式会社 総合研究所[代表取締役 社長執行役員:清田 徳明]を、JIS(日本産業規格)に基づき、光触媒材料の抗ウイルス性試験を行う試験所として、国内で初めて登録しました。

新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、抗ウイルス関連製品を含む抗菌加工製品の現在の国内市場は 1 兆円以上と言われています。また、衛生意識が高まった国民のニーズに応えるために、様々な抗ウイルス関連製品の開発が進められています。この状況を受けて、製品試験の需要が拡大しており、信頼性の高い試験証明書が求められています。

NITE は、2022年5月13日、TOTO株式会社 総合研究所(JNLA登録番号020181JP)を光触媒材料のバクテリオファージQβを 用いる可視光による抗ウイルス性試験(JIS R 1756)を行うことができる試験所として、国内で初めてJNLA(※1)登録しました。
同社の試験結果は、光触媒関連製品の抗ウイルス性能認証取得(※2)等に活用され、製品の信頼性向上につながります。

※1:JIS法(産業標準化法)に基づく試験事業者登録制度
https://www.nite.go.jp/iajapan/jnla/outline/index.html

※2:光触媒工業会(PIAJ)WEBサイトより

 

・製品認証制度の概要
https://www.piaj.gr.jp/registered_products/piaj-mark/

・PIAJの推奨試験機関リスト
https://www.piaj.gr.jp/registered_products/institution/

引用:秋田魁新報社


2:障害者移動用のバス 企業が無償で「光触媒」抗菌実施 前橋

新型コロナウイルスの感染拡大で、障害のある人たちなどが移動に使うバスの利用を控えていたことを受けて、バスの車内を抗菌効果のある「光触媒」と呼ばれる薬剤でコーティングする作業が、前橋市で行われました。

この1台のバスは、群馬県社会福祉協議会が県の委託を受けて運行していて、公共交通機関での移動が難しい障害者や高齢者が所属する団体の催しに参加する際に使われています。
ただ、新型コロナの感染拡大以降、利用を控える人が増えていたということで、それを知った前橋市の企業が、社会貢献の一環でバスの車内を無償でコーティングすることを申し出たということです。
コーティングに使われた薬剤は、光があたると化学反応を起こし、ウイルスを分解する「光触媒」と呼ばれるもので、6日は企業の社員が座席やカーテンなどにまんべんなく薬剤を吹きかけていました。
そして、抗菌効果がある成分がどれだけ増えたか、可視化できる機械を使って確認していました。
バスのコーティングを無償で行った企業の代表取締役を務める戸塚和昭さんは「感染防止対策の1つの選択肢にしていただければと思いコーティングをした」と話していました。
また、群馬県社会福祉協議会の川原武男会長は「コーティングでより安全・安心にバスを使っていただけるようになり感謝している」と話していました。

引用:群馬 NEWS WEB(NHK)


3:善光寺御開帳、終盤の集客に期待 屋台巡行などの催しも


回向柱に光触媒剤を塗り直す作業員=31日午前6時49分

新型コロナ対策の「分散参拝」のため約1カ月延長された善光寺御開帳は、6月29日の会期末に向けて終盤に入った。これまで様子見だった人が足を向けるのではないかと、残りの期間の集客に期待する向きもある。

4月3日の開幕当初は出足が鈍いとの見方があり、寺周辺の交通渋滞も前回より短い傾向にあった。御開帳に合わせて市中心部で6月26日まで開くイベント「日本一の門前町大縁日」は5月29日までの来場者が約20万人。実行委事務局の市文化芸術課によると、前回よりも少ないという。

一方、中心市街地の宿泊施設の利用は徐々に上向き、ホテル国際21は5月、前年の倍ほどの利用状況。大型連休を中心に満室に近かったという。6月も5月より落ちるが「悪くない」。ホテルJALシティ長野も6月は既に客室の6割ほどが予約で埋まる。担当者は「当初は直近の休日で予約する人が多かったが、最近は少し先の予約もある」と手応えを語る。

この12日には中心市街地で3年ぶりの屋台巡行もある。7月開催が慣例だが、御開帳に合わせて日程を早め、にぎわいが期待される。市内の飯綱高原や戸隠などを巡る「オープントップバス」は5月から金、土、日曜に運行してきたが、6月17日からは毎日運行に。2階の屋根部分が開いて初夏の景色が楽しめ、運行するながの観光コンベンションビューロー(長野市)は「終盤に向けて多くの観光客を出迎えたい」とする。

善光寺は5月31日、本堂前の回向(えこう)柱に、ウイルスの動きを抑えるとされる光触媒剤を改めて塗った。塗り直しは3度目。大勢の参拝を念頭に、寺事務局の柳沢正志・営繕部長は「新型コロナ感染のリスクを減らすためにやるべきことをやりたい」。御開帳奉賛会の担当者も「あと1カ月とPRしながら集客を下支えしたい」と話した。

引用:北陸・信越観光ナビ


4:光触媒でコロナ対策 安中店にコーティング 理美容のサロン・ド・ジュン


安中店で光触媒皮下コーティングを施工する関係者

理美容室を展開するサロン・ド・ジュングループ(群馬県高崎市京目町)は7日、新型コロナウイルス感染症対策として、来店者と従業員の健康を守るため、安中市高別当の安中店に抗ウイルス効果などがあるとされる光触媒コーティングを施工した。同グループは今後、県内外の直営49店舗への導入も検討している。

光触媒コーティング事業を展開するNPO法人グレート群馬ネットワーク(高崎市新保町、野村彰理事長)の3人が、店内の椅子や洗面台、スタッフ用のスペースなどに光触媒の液剤を吹き付けた。コーティングは日光や室内灯に反応してウイルスなどを不活性化。5年ほど効果が持続するという。

理美容業界に感染対策として光触媒を広めることを目的に、同グループと同法人が企画した。同店の佐藤則孝さんは「理美容室は生活衛生業であるため、感染対策に力を入れている。お客さんが安心して利用できる土壌を作っていきたい」としている。

引用:上毛新聞


5:中ロ研究チーム、低価格・高効率の新型水素エネルギー材料を開発

中国とロシアからなる科学研究チームはこのほど、低価格で環境にやさしい方法により広く使われている光触媒材料を処理し、太陽光を水素エネルギーに変換する効率を大幅に上げた。これに関連する研究は最新号の「Applied catalysis B:Environmental」に掲載された。科技日報が伝えた。

ロシアのトムスク工科大学、中国の石河子大学と武漢地質大学の科学研究者が協力し、窒化炭素(重要な光触媒材料)のミクロ構造を変える方法を発見した。高温環境で水を使い窒化炭素を処理することで、酸素分子を含む多孔質ナノ層を形成できるというのだ。

トムスク工科大学化学・バイオ医学技術研究学院のラウル・ドリッグス教授は、「窒化炭素は前途のあるローコストな材料で、尿素またはその他の窒素炭素化合物の高温反応により容易に合成できる。蒸気と高温光触媒処理により、低スループットの厚い層を非常に薄い層に分解できる。これらの超薄い層は太陽光を利用した水素製造の面でより高い性能を持つ」と述べた。

ドリッグス教授はまた、「新たに開発されたこの材料は、可視スペクトルでの性能がより高く、エネルギー効率を大幅に高められる。原子レベルのコンピュータ計算により、研究者は加工後の窒化炭素に独特な性質が生じる原因を明らかにできる。研究者はさらに、材料の水素燃料の製造を条件とする時間推移に伴う安定性を調べた」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年6月9日

引用:人民網


5:「ハイドロセラ・トイレフロアJ」8月1日(月)発売
~抗菌・抗ウイルス、防汚、防臭機能はそのままに、デザインと施工性が向上~

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)は、8月から順次、国内向け主力水まわり新商品を投入します。建材・タイル商品では、TOTO独自の環境技術「ハイドロテクト」により抗菌・抗ウイルス・防汚・防臭機能を持つ、大判セラミックの住宅用トイレ床材「ハイドロセラ・トイレフロアJ」を8月1日(月)から発売します。
新たな「ハイドロセラ・トイレフロアJ」は、石材をモチーフとした高級感のあるデザインで、お客様のお好みの空間をつくることができます。また、抗菌・抗ウイルス・防汚、防臭性能を備えたセラミックパネルを設置することで、汚れが気になる便器まわりの床の清掃性が高まります。このたび、新商品のネオレストLSやレストルームドレッサーのマテリアルカラーとコーディネートしやすい3色を新たに品揃えし、上質なレストルーム空間を演出します。

また、給水穴・排水器具といった現場での加工が必要な箇所に加工しやすい材質を採用することで、タイル専用工具が不要となり、施工しやすくなりました。

TOTOは、本商品を含む、「きれいと快適」「環境」を両立するTOTOらしい商品を「サスティナブルプロダクツ」と位置付け、これらの商品を普及させることによって、地球環境に配慮した、豊かで快適な社会の実現に貢献していきます。

新商品の特長
マテリアルカラーとコーディネートしやすい3色品揃え。

希望小売価格(税込/組立費別途)


施工性の向上
現場加工が必要な箇所に、ケイカル板と複合化した加工しやすい材質を採用することで、タイル専用工具が不要となり、さらに施工しやすい商品へ進化しました。

従来から商品特長
「ハイドロテクト」の抗菌効果で、臭いや汚れの元となるアンモニアの発生を抑制


トイレ床に垂れた尿(尿中の尿素)と雑菌によりアンモニアが発生し、臭いが発生します。また、アンモニアと尿(尿中のカルシウム)により尿石が発生し、黄ばみ汚れとなります。TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」により、明るい場所では「光触媒反応+抗菌・抗ウイルス金属[銀(Ag)と銅(Cu)]」のダブル効果、暗い場所では「抗菌・抗ウイルス金属」の力でいつでも高い抗菌・抗ウイルス効果を発現します。菌の繁殖を抑制する結果、尿と菌により生じるアンモニアの発生が大幅に減少し、臭いや汚れを抑制します。


大判セラミックで尿垂れ集中エリアをカバー
奥行600〜900mm×幅600mmの大判サイズのため、腰掛便器手前の尿垂れが集中するエリアをカバーできます。飛散した尿の目地への染み込みが少なくなるため、臭いや汚れの発生を防ぎます。

参考
背景
TOTOが全国の20~79歳の男女に行った「トイレの汚れで気になるところ」の調査(2021年)では、「便器の内側」「便器のフチの裏側」に続いて、「床」が3位となりました。「ハイドロセラ・トイレフロアJ」を活用することで、床まわりの防汚・防臭効果が見込まれます。


「ハイドロセラ」関連商品

「ハイドロセラ」は、ハイドロテクトによる「抗菌・抗ウイルス効果」「防汚・防臭効果」で住宅・パブリック施設など、さまざまなトイレ(大便器・小便器)の床に最適です。

引用:JIJI.COM

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