光触媒業界News(9件)

光触媒ニュース

2022.12.09

1:東大など、光触媒を用いた常温常圧下でのグリーンなアンモニア合成法を開発

東京大学(東大)、九州大学(九大)、大同大学(大同大)は12月2日、「PCP(リン-炭素-リン)型ピンサー配位子」を有するモリブデン錯体に、可視光を化学変換に利用できる光触媒の「イリジウム光酸化還元触媒」を組み合わせることで、通常では進行しないはずの、窒素分子と水素供与体である「ジヒドロアクリジン」からのアンモニア合成反応を、常温常圧の極めて温和な反応条件下において進行させることに成功したと共同で発表した。

同成果は、東大大学院 工学系研究科システム創成学専攻の芦田裕也大学院生(研究当時)、東大 工学部応用化学科の小野塚悠斗学部生(研究当時)、東大大学院 工学系研究科 応用化学専攻の荒芝和也特任研究員、九大 先導物質化学研究所の許斐明日香テクニカルスタッフ、大同大 教養部の田中宏昌教授、東大大学院 工学系研究科 応用化学専攻の栗山翔吾助教、同・山崎康臣助教、九大 先導物質化学研究所の吉澤一成教授、東大大学院 工学系研究科応用化学専攻の西林仁昭教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。

アンモニアは、タンパク質や核酸などの生体分子に含まれ、生命にとって必須の元素の1つである窒素源として不可欠な物質だ。また近年では、その取り扱いやすさや高いエネルギー密度、燃焼してもCO2を排出しないなどの特徴から、ゼロエミッション燃料および水素エネルギーキャリアとして有望視されている。

現在主流のアンモニア合成法は、工業的な手法であるハーバー・ボッシュ法だ。同手法は、窒素ガスと水素ガスを高温高圧(400~600℃・100~200気圧)の極めて厳しい条件において、鉄系触媒を利用して反応させることで合成を行う。だがこの手法は、人類が地球上で消費する全エネルギーの数%をも消費する上に、水素ガスの原料としてCO2排出を伴う化石燃料に依存しており、環境負荷の高いプロセスである点が大きな課題となっている。

つまり、アンモニアをカーボンニュートラルな燃料およびエネルギーキャリアとして利用するには、化石燃料に依存しない、再生可能エネルギーを利用したアンモニア合成法の実現が必須なのだ。

こうした背景のもと、2019年にPCP型ピンサー配位子を持つモリブデン錯体を用い、「ヨウ化サマリウム」を一電子還元剤として利用した常温常圧の温和な反応条件下において、窒素ガスと水からのアンモニア合成法の開発に成功したのが東大の西林教授らの研究チームである。

この反応系では、水を水素源として利用することは可能だが、反応を進行させるためにはヨウ化サマリウムが持つ化学エネルギーが必要であることが課題だった。そこで研究チームは今回、同反応の進行に必要な化学エネルギーの代わりに、光触媒を用いて可視光エネルギーを利用できれば、化学エネルギーに依存しないアンモニア合成を行える可能性があると考え、詳細に検討することにしたという。

その結果、ジヒドロアクリジンを水素供与体、イリジウム錯体を光触媒として用いた場合に、窒素ガスからアンモニアが触媒的に生成されることが見出されたとする。


窒素ガスからアンモニアを合成する手法(出所:共同プレスリリースPDF)

窒素ガスとジヒドロアクリジンからアンモニアが生成される反応は、原料の持つ化学エネルギーの方が低く熱力学的に不利なため、外部からエネルギーを与えない通常の熱反応では進行しない。しかし今回の方法では、光触媒が可視光エネルギーを吸収し、そのエネルギーを用いて水素供与体であるジヒドロアクリジンを活性化することで、モリブデン触媒上でアンモニア生成反応が進行する。つまり、今回のアンモニア合成反応では、再生可能エネルギーである可視光エネルギーを化学エネルギーの形でアンモニア中に蓄えることが可能ということになる。


アンモニア合成のエネルギー変化図(出所:共同プレスリリースPDF)

なお研究チームは、今回の研究成果について、再生可能エネルギーを用いてCO2を排出しない方法でアンモニアを合成する「グリーンアンモニア合成反応」の開発につながるものとして期待されるとした。

引用:TECH+


2:NEDO事業の成果が人工光合成の国際的なコンペティションで1位を獲得

NEDOの「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発」事業の成果を利用し、人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)の支援の下、東京大学と(株)INPEX(以下、本チーム)は、人工光合成の国際的なコンペティション「Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis」に出場、12月5日に行われた表彰式で結果が発表され、本チームが1位(全22チーム中)となり、5百万ユーロを獲得しました。

図1 左:コンペティションでの人工光合成による燃料製造フロー、
右:光触媒パネル(コンペティションで使用した物と同形のパネル)

 

1.概要
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が2014年度~2021年度に実施した「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発※1」(以下、本事業)で人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)は、東京大学特別教授/信州大学特別特任教授 堂免一成 光触媒テーマリーダーの下、太陽光エネルギーを利用して光触媒によって水からソーラー水素を製造する技術開発に取り組んできました。本事業の成果として国立大学法人東京大学らと共同で、昨年度は屋外において100m2の光触媒パネルによる水素製造実証に成功しています※2。

今般、東京大学と株式会社INPEXは、本事業で得た成果とメタン合成技術を組み合わせ、ARPChemの支援の下、欧州連合(EU)の機関である欧州イノベーション会議(EIC)※3主催の人工光合成の国際的なコンペティション「Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis※4」に出場しました。コンペティションは、7月4日~7日にイタリア・ロンバルディア州のイスプラにおいて行われ、22チームから予選を通過した3チームが人工光合成のプロトタイプ装置を屋外で3日間運転しました。本コンペティションでは、人工光合成技術により実用的な燃料合成を行う機能的なプロトタイプ装置を構築する技術力を競いました。東京大学は、本事業の成果を活用して水素を製造し、得られた水素と二酸化炭素(主催者供給)をメタンに変換する装置を(株)INPEXと共に構築し、メタン燃料を製造しました(図1左)。

そして、12月5日の表彰式でその結果が発表され、本チームが第1位となり、賞金として5百万ユーロを獲得しました(図2)。今回の成果は、これまでNEDO事業で培った水素製造技術と(株)INPEXが推進しているメタン合成技術を組み合わせることで実現したものです。


図2 表彰式の様子(左から)INPEX/赤塚 リサーチエンジニア、東京大学/山田 特別教授付特任研究員(上席)、INPEX/石井 常務執行役員、再生可能エネルギー・新分野事業本部長

 

2.コンペティションの概要
・名称:Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis・主催:欧州イノベーション会議(EIC)・目的:カーボンニュートラル達成に向けた革新的な燃料製造技術として期待される人工光合成技術の発展を促進すること。・競技内容:太陽光、水、二酸化炭素を原料とする機能的な人工光合成のプロトタイプ装置を構築し、3日間の屋外運転を行い、小型のエンジンで利用可能な燃料を合成する。製造システムの新規性・完成度、燃料の製造量・製造効率、エンジン使用にかなう品質、システムの商用化ポテンシャルなどで評価される。・競技開催地:Joint Research Centre Ispra(イタリア・ロンバルディア州イスプラ)・競技日程:2022年7月4日~7日・表彰式日程:2022年12月5日・賞金:5百万ユーロ


図3 欧州連合(EU)のエンブレム
“This action/activity/person was finalist for/winner of the ‘Fuel from the Sun: Artificial Photosynthesis’ from the European Union’s Horizon 2020 research and innovation programme”.

 

3.今後の予定
ARPChemは、本事業の成果を発展させ社会実装につなげるため、NEDOの「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発※5」に参画し、より高効率な光触媒材料の開発やシート化技術開発に取り組んでいます。これにより、2050年カーボンニュートラルへの道筋を示し、人工光合成技術を用いたプラスチック原料製造による温室効果ガスの排出量削減に貢献します。

【注釈】
※1 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発
事業概要:二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発
※2 水素製造実証に成功しています
(参考)NEDOリリース(2021年8月26日)「世界初、人工光合成により100m2規模でソーラー水素を製造する実証試験に成功」
※3 欧州イノベーション会議(EIC)
2021年に欧州連合(EU)の欧州委員会により正式に発足された、欧州域内のイノベーティブな中小企業やスタートアップ企業に資金供給するための組織です。ビジネス競争環境が激化する中、研究開発段階にある技術のビジネスへの転換を資金面で後押しすることが役割です。EICは、2017年から試験運用されていました。
※4 Fuel from the Sun:Artificial Photosynthesis
(参考)Fuel from the Sun: Artificial Photosynthesis
※5 グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発
事業期間:2021年度~2030年度
事業概要:CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発

4.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 材料・ナノテクノロジー部 担当:尾畑、伊藤(智)
TEL:044-520-5220 E-mail:artificial_photosynthesis_2021[*]nedo.go.jp
ARPChem 担当:西見 TEL:03-5809-2314
東京大学 担当:堂免 TEL:03-5841-1148
(株)INPEX 広報・IRユニット 担当:三谷、森 TEL:03-5572-0233

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:橋本、坂本、黒川、鈴木、根本
TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp

E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。

引用:NEDO-国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構>ニュース


3:アイ・オー、不特定多数の利用に向く抗菌仕様の液晶ディスプレイ5製品

アイ・オー・データ機器はこのほど、抗菌/抗ウイルス仕様の液晶ディスプレイを発表、受注生産を開始した。

持続力が高い抗菌/抗ウイルス機能を実現する「光触媒コーティング」を標準で施したモデルで、学校や公共施設など不特定多数が使用する環境などに適しているのが特徴だ。



LCD-CF161XDB-MT-AG(上)、LCD-AH221EDW-B-AG(左下)、LCD-DF241EDW-A-AG(右下)

製品ラインアップは、タッチ対応15.6型モバイル液晶ディスプレイ「LCD-CF161XDB-MT-AG」、フルHD表示対応21.5液晶ディスプレイ「LCD-AH221EDW-B-AG」「LCD-DF221EDW-A-AG」、フルHD対応23.8型液晶ディスプレイ「LCD-AH241EDW-B-AG」「LCD-DF241EDW-A-AG」の5製品を用意。いずれもコーティング以外の基本仕様は従来製品「LCD-CF161XDB-MT」「LCD-AH221ED-B」「LCD-DF221EDW-A」「LCD-AH241EDW-B」「LCD-DF241EDW-A」と同等となっている。

いずれも価格はオープン、予想実売価格はそれぞれ5万2900円、2万8900円/3万1500円、3万1800円/3万4000円だ(税別、以下同様)。

また上記5製品以外の製品の購入時に光触媒コーティングを行えるオプション加工サービスも合わせて提供が開始される。オプション価格は4500円~1万2000円。

引用:ITmedia PC USER_


4:家の中で始めるリサイクルライフ、楽しく生ごみを減らすスマートコンポスト「コンポスペット」がCAMPFIREに登場。3日で30万円集まる。

生ごみを微生物の力で分解するコンポストに、スマホアプリでデジタルペットと一緒にコンポストを育てる「コンポスペット」がCAMPFIREに登場しました。

コンポスペット(愛知県名古屋市緑区、代表 濱谷政士)は、CAMPFIREクラウドファンディングを2022年12月1日公開し、発表後3日で支援者30人・30万円を集めています。クラウドファンディングのゴールは100万円。2023年1月7日まで実施します。

日本の家庭からの生ごみの排出は766万トン。このほぼ全てが焼却処分されています。日本はごみを焼却処分しており、リサイクル率は20%と海外と比較して非常に低くなっています。昨今、地球温暖化などで環境問題が注目され、家庭で生ごみを堆肥にできるコンポストへの興味が高まっています。しかし、コンポストは「やり方がわからない」「においや虫が心配」「置き場所がない」という課題があります。
この課題に対しコンポスペットは、IoTセンサのついた室内用のスマートコンポスト「コンポスペット」を開発し、CAMPFIREで発表いたしました。


https://camp-fire.jp/projects/view/632608

【製品特徴】
1.IoTセンサ付きコンポスト
コンポストにはセンサがついており、コンポストの中の状態がわかるようになっています。コンポストの中の微生物が活発に活動しているのか、それとも弱っているのか、センサのデータによって判断することができます。

2.光触媒による消臭機能
コンポストはにおいが心配ですが、容器の二重構造と光触媒による消臭機能によって、においが気になりません。

3.デジタルペットとのコミュニケーション
コンポストのデータをアプリで確認でき、さらにデジタルペットの「ボルボックスくん」が、コンポストのアドバイスをしてくれます。ボルボックスくんと一緒にコンポストを育てることができます。

4.キッチン菜園
コンポストの内側の容器を鉢として使うことができます。できた堆肥と土を混ぜて、季節に合った野菜を育てることができます。

5.室内におけるかわいいデザイン
室内に置いても違和感のない、おしゃれなカゴを使っています。

【コンポスペット仕様】

コンポスト本体(かご+コンポスト測定ユニット)
コンポスト容器 直径35cm×高さ36cm(蓋9cm)
基材容量 約15L
デジタルペットトークアプリ ウェブアプリ(ブラウザーを使ったアプリのため、iPhone, Android他、スマホ・タブレットからご利用可能です)
電源 AC-USB給電(+5V)・ケーブル付き

【トライアルユーザー募集】
コンポスペットでは、クラウドファンディングを通じてトライアルユーザーを募集しています。コンポスペットのプロトタイプ品を約2ヶ月間試用、コンポストデータ、アンケート、ヒアリングにより、「コンポスペット」の改良につなげます。
また、クラウドファンディングでは「はじめてのコンポスペット」や「オリジナルTシャツ」「オリジナルコースター」などのリターン品が購入できます。

【リターン品】

コンポスペット・プロトタイプ2ヶ月利用権+正式サービス時・1台優先購入権(30%オフ) ¥20,000
コンポスペット・プロトタイプ2ヶ月利用権+正式サービス時・1台提供権 ¥50,000
初めてのコンポストセット ダンボールコンポスト+温度計セット ¥10,000
初めてのコンポストセット+オリジナルTシャツ ¥15,000
コンポスペットオリジナルTシャツ ¥5,000
コンポスペットオリジナルコースター ¥4,000
開発応援 ¥3,000~
オンラインセミナー参加 ¥3,000
セミナー講師権(法人向け) ¥150,000

【今後について】
コンポスペットでは、今後「コンポスペット」正式サービスに向け開発を行うほか、オリジナル商品開発を実施していく予定です。

■コンポスペット概要
代表 濱谷政士
住所 愛知県名古屋市緑区平子が丘413-4
URL:https://www.compospet.com

引用:withnews>ネタのタネ


5:「青い光」でミカンの腐敗を抑制 甘み増す“貯蔵熟成”の弱点解消へ浜松の企業が新装置


浜松の企業が開発した腐敗抑制装置

ミカンがおいしい季節を迎え、産地の静岡県でも出荷が最盛期だ。ミカンは熟成させると甘みが増すため貯蔵することも多いが、貯蔵で一部が腐ってしまうのが農家の悩みの種だ。こうした腐敗を抑える装置を、浜松市の企業が開発した。食品ロスの解消にもつながりそうだ。

【動画】「青い光」でミカンの腐敗抑制 甘み増す“貯蔵熟成”の弱点解消へ浜松の企業が新装置開発

 

◆貯蔵で“より甘く より長く出荷”


浜松市でミカン出荷

11月に入り、浜松市北区で三ケ日ミカンの出荷が始まった。

静岡県のミカン産地で、これから冬にかけて旬を迎える。ミカンがおしいい季節だ。

 


ミカン農家・天野俊吉さん

静岡市清水区で青島ミカンを栽培する、天野俊吉さん(71)。

天野さんは収穫されたミカンのうち、一部を熟成させるため貯蔵する。


倉庫で貯蔵されるミカン

ミカンは貯蔵することで熟成し甘みが増すほか、出荷の時期をずらすことで消費者に長い間ミカンを楽しんでもらうことができる。

◆貯蔵の弱点「15%が腐敗」


貯蔵熟成の弱点は「腐敗」

しかし貯蔵するデメリットもある。

ミカン農家・天野 俊吉さん:
20トンくらい貯蔵するので、15%くらいは腐敗が出ます。持った時点でつぶれてしまう

 

◆「青い光」LEDで腐敗を抑制


浜松パルスが開発した腐敗抑制装置

こうした農家の悩みを解決しようと、浜松市の企業が立ち上がった。

竹下昇輝記者:
こちらの装置を使うことによって、野菜や果物などにカビが生えるのを防ぐことができるということです


近藤室長「青い光が可視光型の光触媒」

活用したのは「光触媒」だ。

浜松パルス 企画開発室・近藤正人室長:
今見ていただいた「青」の光が、可視光型の光触媒です


青色LEDで酸化作用を発生させ空気中のカビを除去

この光触媒は青色LEDをフィルターに照射することで化学反応を起こし、強力な酸化作用を発生させるもので、空気中のカビなどの有害物質を除去することができるそうだ。

こちらの企業ではこのLEDの技術を生かして、農作物の鮮度を保つ装置の開発に取り組んできた。


近藤室長「野菜・果物・パン・餅で効果を確認」

この装置は野菜や果物の他にも、パンや餅などでも腐敗を抑える効果が確認されているという。

さらに…

浜松パルス 企画開発室・近藤 正人室長:
(人体への影響は)全くありません。オゾン・塩素・紫外線など人体に悪い影響があるものを一切出さないというのが光触媒の特徴です。こうした装置を農家さんで使っていただくことは、健康面でも非常に安全だと言えます

◆試作品で腐敗抑制効果を確認


天野さん「(腐敗が)15%から3~5%に減少」

2021年 天野さんの貯蔵庫で装置の試作品を設置したところ、例年に比べ大幅にミカンの腐りが抑えられたという。

ミカン農家・天野 俊吉さん:
今までは(貯蔵したミカンの)15%くらい腐敗があったが、去年は3%から5%くらいまで減りました


改良型を設置する近藤室長

ミカンの収穫を控えた11月10日、改良が加えられた装置が天野さんの貯蔵庫に設置された。

浜松パルス 企画開発室・近藤 正人室長:
ミカンを貯蔵する1週間前から(装置を)動かしてもらって、貯蔵庫内のカビ菌を減らして、それから(ミカンを)入れてもらう


天野さん「(腐敗が)1~2%まで減ってくれれば」

2021年に比べフィルターや風量が改良されたというこの装置に、天野さんも期待を寄せる。

ミカン農家・天野 俊吉さん:
100%(腐敗がなくなる)というわけにはいかないけど、(全体の)1%から2%まで(腐敗が)減ってくれればいいなと。よりよいおいしいミカンをたくさん作って消費者に届けたい

◆若者の就農の支えになれば


浜松パルスは開発した腐敗抑制装置

開発を担当した近藤さんは食品ロスを減らすことで、若者が定着しやすい農業の支えになることを目指している。

 


近藤室長「食品ロス解消や若者の就農につながれば」

浜松パルス 企画開発室・近藤 正人室長:
SDGsの目標に「飢餓をゼロに」がありますし、この装置は食品ロスを減らすことが期待ができます。農家さんの生産性を向上させることが、まず第1の目的です。そうすることで、若い農家さんたちが持続性のある農業に興味を持つのではないか。そういったところに我々の技術が生かされれば、非常にいいと思っています

 


腐敗抑制装置が設置された天野さんの貯蔵庫

2023年には農家向けに販売を目指していて、将来的には家庭の冷蔵庫にも設置できるよう検討を重ねていくそうだ。

農作物の腐敗を抑え、食品ロスを減らすこの取り組み。

担い手不足が叫ばれる農業の支援にも役立つかもしれない。

引用:テレしず


6:世界初※1 光触媒を搭載した美容加湿器 Yuragi 潤水 プルミエールを12月発売

カルテック株式会社(本社:大阪市中央区、社長:染井潤一)は、世界で初めて光触媒を搭載した美容加湿器、Yuragi 潤水 プルミエール<型番:KL-H01>を12月より発売いたします。
水道水に含まれる残留塩素などを除去した純度の高い水を光触媒でキープ。光触媒が貯水するトレー内の菌の発生を抑制※2するので毎日の水のお手入れが不要です※3。高純度のミストで空間を加湿するほか、専用のアタッチメントを付けることで弱酸性の超軟水が肌に潤いを与えます。

当社オンラインサイトのほか高級エステや美容サロン向けの美容ベンダーなどへ販売いたします。また来年2月から海外向けにも販売する予定であり、目標販売台数は国内外含めて1万台を想定しています。本日より当社オンラインサイトにて予約販売を開始いたします。
※1 貯水トレーに光触媒を搭載した加湿器では世界初。2022年12月6日現在、当社調べ
※2 専用カートリッジを通過した水道水を、光触媒有/無の状態で放置。光触媒有りの場合、 厚生労働省が定める水道水の水質基準に対し、91%減。水道水の水質基準、100CFU/mL以下(厚生省)
※3 本体の電源は常にONの状態でご使用ください。菌の発生を抑制します。


Yurag i潤水 プレミエール

引用:PR TIMES


7:光触媒で水の清潔さ保つ「美容加湿器」カルテックから


Yuragi 潤水 プルミエール LK-H01(超音波式)

カルテックは、光触媒技術を採用した加湿器「Yuragi 潤水 プルミエール LK-H01(超音波式)」を12月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後(税別)。空間だけでなく肌に直接ミストを当てる“美容加湿器”として展開し、販売は直販サイトのほか、高級エステや美容サロン向けの美容ベンダー向けに行なう。


個人の美容と部屋の加湿、2種類の方法に対応

世界初という光触媒を搭載した美容向け加湿器。水道水から専用カートリッジで残留塩素(カルキ)などの不純物を取り除き、トレイにたまった水を2つの光触媒プレートで清潔に保つという。トレイの水は本体上部からミストとして噴霧される。超音波式ながら、光触媒技術を用いたことで手入れの手間を低減しているのが大きな特徴。加湿の適用床面積は木造約5畳、プレハブ洋室約8畳。


本体内部。2つの光触媒プレートを備える

空間を加湿したい場合は、円筒形の「スマートバー」を装着して高い位置からミストを出す。肌に直接当てたい場合は付属の「ビューティーアタッチメント」に付け替えて、先端部からミストを顔へダイレクトに当てられる。


スマートバー装着時


内部構造(スマートバー装着)


ビューティーアタッチメント装着時


アタッチメントを付け替えてミストの向きや出し方を変えられる

噴霧されるミストは、PH4.5~6.5の弱酸性で、「なめらかな肌あたりとリッチな潤いを実感できる」としている。同社のテストによれば、皮膚水分量の平均値は、塗布後のスキンケアがない状態で8時間後も微減で留まることが確認できたという。


弱酸性の超軟水で加湿

スマートヘッドの先端に付けるヘッドは3種類付属。上だけでなく角度を付けて目的の方向へミストを出せるほか、2方向へミストを出すことも可能。加湿量は、モード別に弱(100ml/時)/中(200ml/時)/強(300ml/時)/美容(15ml/時)。水タンクの容量は約1.2L。

操作は天面のタッチパネルで行ない、モード調整や、間欠運転、オフタイマー(1/2/4時間)などの操作ができる。電源ボタンは背面に備える。


上から注水できる

動作中は、青色のLEDライトが点灯し、周囲を優しく照らす。本体を覆うカバーは人工皮革のクラリーノを使用している。

スマートバー装着時の本体サイズは245×653mm(直径×高さ)で、スマートバーを外すと高さ202mm。消費電力は、弱(20W)/中(28W)/強(40W)/美容(39W)。電源コード長は約2.7m(ACアダプター約1.5m、専用電源コード約1.2m)。専用カートリッジ2個などが付属する。


カルテックの染井潤一社長は「水を通じて皆さんの健康に役立てられればとの思いで開発した」と説明

引用:家電Watch


8:光センサー搭載だからレンズ濃度が瞬時に変化!調光サングラスでドライブやスポーツを安全&快適に

太陽の位置が低くなって空気が乾燥することにより、夏よりも眩しさを感じる冬の日差し。ドライブ中に西日が眩しくて運転しづらかったり、街を歩いていても地面からの反射がキツく感じたりするのではないでしょうか。とはいえ、日差しが気になるたびに、サングラスを何度もかけたり外したりするのはさすがに面倒。そんなサングラスにありがちなストレスを解消してくれる、かけっぱなしでOKなサングラスが登場しました。

トライ・アングルから、光センサー搭載で瞬時にレンズ濃度が変わるスポーツサングラス「A-FIT FLASH」(2万4700円~ 12月1日現在)が、Makuake限定の光触媒加工仕様で登場。現在先行販売中です。ドライブ中やスポーツ中でもかけたままで大丈夫な調光サングラスです。

光センサーが自動感知し瞬時にレンズ濃度が変化する機能に加え、抗菌・防臭・某汚対策も兼ねた光触媒加工を施している「A-FIT FLASH」。これからの季節、眩しい西日対策や雪路対策で力を発揮します。

従来の調光サングラスでは着色までの時間は30秒以上、退色時間に1分以上かかるところを、瞬時に自動調整。ドライブ中の西日やトンネル、スポーツ中の天候の変化に合わせて対応します。サングラスをかけたり外したりの面倒は一切なく、いつでもかけっぱなしで快適な明るさを確保してくれます。

眩しい太陽の下では一瞬で眩しさを解消し、トンネルや屋内駐車場などの暗所では一瞬で明るさを確保。フロントに内蔵された光センサーが周囲の光を取り込み、レンズの間にある液晶フィルムがレンズの濃度を自動で切り替えます。

光センサーはソーラーパネルを採用しているので充電の必要はなく、連続して使用することが可能。また、UVカットガラスの車のなかでも瞬間的に調光し、温度の影響は受けないので、一年中安定した調光機能を得られます。

偏光度99%のレンズは、不快な光を取り除くことで心地良い視界を実現。ゴルフではコントラストがはっきりしてコースや打球が見えやすく、ランニングでは眩しさを解消しつつ暗所でもかけたままでOK。釣りでは水面のギラツキを解消し、ドライブではトンネル突入時でも安定した視界を確保します。

アウトドアで気になる紫外線は、UVカット率99.9%カットレンズ採用により、眼への負担を大幅に軽減。レンズ自体にUV吸収剤が練り込まれているので、表面に傷がついてもUVカット効果が持続。安心してアウトドアを楽しめます。

重量はわずか29gと超軽量で、かけていること忘れるほどの軽さ。フレームはスポーツサングラスにありがちな派手さもなく、落ち着いた感じなので、タウンシーンでも違和感なくマッチします。日本人の顔に合う緩やかな6カーブ設計は締めつけ感なく、フィット感も上場。

カラーコンビネーションはブラック/ブラックマット、と、ブラック/レッドの2種類。オリジナルハードケースと、贈り物にも最適なパッケージが付属されています。

>> Makuake

<文/&GP>

引用:@niftyニュース


9:【これからの映画館は空気で選ぶ】“空気のきれいな映画館”イオンシネマ シネマ専用・大型空調用ウイルス対策システム拡大導入

全国に「イオンシネマ」94劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(本社:東京都港区)は、“空気のきれいな映画館”を目指し、シネマ専用・大型空調用ウイルス対策システム「トレイン・トリプルエアシールド®」の拡大導入を進めています。
当社は、2020年8月7日(金)、イオンシネマ幕張新都心(千葉県千葉市)の全10スクリーンに、日本で初めて同システムを導入いたしました。劇場内空調による常時換気の実施に加え、より清潔で快適な鑑賞環境を整えるため、これ以降に開業したイオンシネマ新利府(宮城県宮城郡利府町)、イオンシネマ川口(埼玉県川口市)、イオンシネマ白山(石川県白山市)の他、既存劇場にも順次導入を進めてまいりました。2022年11月末現在、同システムは合計86劇場で稼働しており、来年度も導入劇場を拡大する計画です。

インフルエンザや花粉症の季節も
劇場には窓がないという特性から、密閉空間ではないかと思われがちですが、空調については、興行場法と条例が定める基準を満たす換気装置を備えた空調システムにより、常に換気を徹底しております(下図「空調の仕組み」参照)。これに加え、「トレイン・トリプルエアシールド®」による空気中に漂う埃や浮遊菌の「高効率集塵フィルターによる捕集効果」、「紫外線による照射分解効果」「光触媒による酸化無害化効果」の3段階の空気清浄によって、VOC(揮発性有機化合物の総称)が分解・除去され、においも減少し、劇場内をきれいな空気で満たすことを実現いたします。


<空調の仕組み>

■シネマ専用・大型空調用ウイルス対策システム「トレイン・トリプルエアシールド®」について


「トレイン・トリプルエアシールド®」本体

「トレイン・トリプルエアシールド®」は、国内映画館で圧倒的シェアをもつ世界的な空調メーカー、トレイン社による国内初のシネマ専用システムです。劇場の屋上に設置されているトレイン社製大型空調機ルーフトップエアコンの内部に設置し、空気中に漂う細かな埃や浮遊菌を徹底除去する高効率集塵フィルター「MERV13フィルターによる捕集効果」、さらに「紫外線による照射分解効果」「光触媒による酸化無害化効果」の3段階で空気を洗浄。館内により清潔で快適な空気を供給し続けます。

<シネマ専用・大型空調用ウイルス対策システム「トレイン・トリプルエアシールド®」の特徴>
取り込んだ外気の微小のごみを高効率集塵フィルターで取り除きます。さらに光触媒と紫外線で微生物(バクテリア・ウイルス)を分解・無害化し、さらに揮発性有機化合物も分解。ファンユニットを通して新鮮で清浄な空気を送風します。
① 高効率集塵フィルター(MERV13フィルター)による捕集効果
② 紫外線による照射分解効果
③ 光触媒による酸化無害化効果

当社は、これからも安心・快適に映画をご鑑賞いただける環境の提供に努め、鑑賞体験価値の向上を追求してまいります。

<“空気のきれいな映画館”特設ページ>
https://www.aeoncinema.com/event/tas/

※「トレイン・トリプルエアシールド®」はトレイン・ジャパン株式会社の登録商標です。

<参考>
「トレイン・トリプルエアシールド®」導入劇場(2022年11月30日現在)
https://prtimes.jp/a/?f=d105594-20221201-0226c34e49e8368174e614f7746e201b.pdf

引用:PR TIMES

 

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